絵画は、縦と横からなる二次元の平面である。古くから多くの人々によってこの比例の普遍的なバランスのよい形がさがし求められてきた。
その結果、生まれたのが風景型(P型)、海景型(M型)、人物型、(F型)の三種類の形である。
M型は黄金長方形、F型はM型を2つ合わせた長方形、P型は諧調の門の比例の採用などいずれも幾何学的根拠に裏づけられている。
なお、比率は、P型は1:1.414の√2、M型は1:1.618、F型は1:1.236である。
構図解析にとらわれすぎても、面白くない絵になってしまうという意見もあるが、しかしながら、西洋の古典から現代のピカソに至るまで、多くの名作は感覚や直感で描くのではなく、じつに周到な画面構成で描かれている。
解析の方法は、いきなり画面に木炭などで下絵を描くのではなく、定規、コンパスを使いキャンパスを分割していく。
たとえば正方形のキャンパスの場合、正方形を8等分し、右より3:5上より5:3の十字の分割線で組み立てる。この3:5はほぼ黄金比である。
このように計算された構図をとることにより、画面全体に明快なリズム、細部にわたって構図の緻密な配慮がされる。
歴史の古い絵の具。起源は不明だが、14世紀後半から西欧各地で関心が高まり15世紀半ばまでに殆どの技法の基礎が確立。
中心部まで固まるのに、約10日間かかる。
絵の具の透明感は、顔料と展色剤のもっている屈折率の比率によって決まる。
光の曲がり方が、少ないほど人間の目は、その物質が透明であると判断する。
では、お話が前後してしまいましたが「顔料」って?
人間の目は300万以上の色を識別できるといわれる。それは、現象としての色で、空、光、影など色として見えるだけで手に触れたりすることはできない。
絵を描くということは、目で見た色、心で感じた色を絵の道具という物質に置き換えて記録する作業である。
色のある物質は、植物、鉱石、土、炭、金とあるが植物などの生のものは腐る。それに比べ鉱石、土、炭、金などは耐久性がある。これを砕いて、ふるいにかけて粉末に加工する。この色の粉末を顔料と呼ぶ。
簡単に言えば、色の粉。顔料は粉末なので接着力がない。顔料と接着剤を混合させ支持体(色を塗るためのベースのことで紙、布、板)の表面に貼り付ける。
使われる顔料は、すべての絵の具に共通で接着剤が変わると、絵の具の呼称も変わる。
よく似たものに染料があるが、こちらは水に溶ける。
対して、顔料は水に溶けない。また、顔料の方が耐光性があり、色あせがない。
キャンバスは麻布の素材を、膠などの糊に水性のエマルジョンや油性の塗料を塗って柔軟性をだしたもの。
このキャンバスには、麻布の織り目の大きさにより細目、中目、荒目がある。
形は、F、P、Mがあり0号、1号、と号数が大きくなるほどサイズは大きくなる。
F Fiqureの略 人物型
P Paysageの略 風景型
M Marineの略 海景型
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