顔を上げた瞬間に、お気に入りの名画が視界に入ってくると、何とも言えず幸せな、嬉しい気持ちが湧き上り、生活に元気を与えてくれるでしょう。
そこで、絵画を飾る高さを決める際には、目線を意識してみることが大切です。
部屋の大きさや、天井までの高さなども考えながら、目の位置より少し上くらいに掛けるのがおすすめです。
よく見えるようにと、高すぎる位置に絵を飾ってしまうとバランスが取りにくくなってしまいます。
また、部屋の雰囲気に合わせ、高さを調整することにより、部屋全体を調和できます。
一般的に自身が良いと思った位置より、10cm下げた位置が良いと言われておりますので、是非お試しください。

ひとつの絵を飾るよりも、複数の絵を飾る方がよりまとまりを意識して飾る必要があります。
複数の絵画を飾る場合、同じ大きさならば「高さを揃える」「間隔を揃えて飾る」などでまとまりを作れます。
絵画の大きさがまちまちな場合は、絵画の下辺か中心に一線を引くように揃えることで、不揃いながらもまとまっている印象を作れます。
また、複数の絵画を上下左右に並べたい場合は、外側の四辺ラインが額になるように揃えるときれいに飾ることが可能です。

絵画を飾る場所は、直射日光の当たる場所や湿気の多い部屋、クーラーや暖房の吹き出し口を避けて選んでください。
これらの場所に飾った場合、変色や色あせ、乾燥やカビなどに悩まされてしまうことがあります。
いつまでも部屋を彩ってくれるように、飾る場所にも注意しましょう。

絵画を飾る際に気をつけたいのが、保管方法です。
保管方法が悪いことで、せっかくの魅力的な作品が台無しになる恐れがあります。特に湿度・紫外線に注意が必要です。

日本は四季が楽しめる国として有名ですが、時期によっては頭を悩ませる問題も多いです。
その中のひとつが梅雨時期の高い湿度です。現在、日本の住宅は以前に比べるとコンクリート造りが多くなってきています。
そのため換気状態があまり良くなく、まめに掃除をしてもカビが発生することも少なくありません。
一度カビが発生すると、完全に除去するのは難しいものです。
絵画を守るためにも、カビが発生しないよう早めの対策が必要です。
絵画を飾る部屋はこまめに空気の入れ替えをし、乾いた空気を入れましょう。
温度は18～20度、湿度は50～60％が保管には理想的です。美術館などでは常にこの環境を保っております。
ただ家庭で、この条件を維持するのは、なかなか難しいものです。
できるだけ高温多湿になりやすい台所・浴室・洗面所などは避けるよう心がけましょう。

直射日光・紫外線は絵画の天敵です。
まず紫外線は真っ白だった紙の色を、だんだん黄色く変色させていきます。
さらに鮮やかな絵の具の色を退色させ、色あせた状態にしてしまいます。
変色・退色はゆっくりと進行するため、毎日眺めていると気づかないケースが多いです。
気づいた時にはもう手遅れだったという状況を避けるためにも、直射日光・紫外線の当たらない場所に飾りましょう。
UVカット効果のある額に収めるのもおすすめです。

ご親類やご友人が、一生の財産である新居・マイホームを手に入れるということは嬉しいものです。
お祝いの気持ちに対して喜んでくれたり感謝されたりされると、こちらまで嬉しくなります。
新居への引越しは、やることがたくさんあるため、最低限の生活必需品しか用意していないというケースもあります。
また、インテリアはこれからと思っている方も多いと思います。
そんな時にお部屋の雰囲気を明るくしてくれる素敵な絵画は、インテリアギフトとしてとても喜ばれると思います。

開店・開業は一国一城の主になったということです。
新築・転居祝いと同様に、これからの発展を期待する激励の意味を込めてお祝いしてあげたいものです。
例えば、植物にまつわるギフトは、「その場に根付く」という意味合いから開店・開業祝いや新築・転居祝いとしてとても喜ばれるものです。
当店では動物絵画の他に油絵の具を使用した自然豊かな風景画も取り扱っています。
大地に根付いた樹木の風景画をプレゼントすることで、お祝いの気持ちだけでなく末永い商売の発展への願いがこもった贈りものになります。

一年に一度の誕生日はとても特別な日です。誕生日こそギフト選びに最もこだわりたいタイミングです。
例えば、当店で取り扱っている動物絵画はコーギーやダックスフント、アメリカンショートヘアーなど様々な種類の動物絵画で、ペットとしても人気の高い種類の絵が多いです。
特に愛犬家や愛猫家の方はインテリアや日常的に使うアイテムなど、好きな動物グッズコレクターの方も多いので、動物好きの方への誕生祝いギフトとしておすすめだと思います。

今でこそ画家は芸術家と認識され、絵はすでに描かれて販売されているものを購入するようになっています。
しかし、ルネサンス以前やルネサンス期はスポンサー協力を受けて希望された絵を描く技術者としての意味合いが強かったようです。
多くの登場人物が描かれた絵の場合、スポンサーの集団肖像画である場合がほとんどです。
レンブラントの『夜警』なども複数の依頼主がいて、集団での記念写真的な意味合いで依頼されて描いた絵でしたが、そのドラマチックな手法ゆえに登場人物の注目度に格差が出てしまい依頼主とトラブルがあったと言われています。

フェルメールは光を効果的に取り入れた技法を使う画家としても有名ですが、フェルメールと言えば代表作『真珠の耳飾りの少女』『牛乳を注ぐ女』などの絵の鮮やかな『青』を思い浮かべる方も少なくありません。
フェルメール特有の青を実現したのは絵の具の顔料として用いられたラピスラズリ（瑠璃）です。
当時金と同程度に高価なものとされていたラピスラズリですが、フェルメールはアフガニスタンからわざわざ取り寄せるほどこの色へのこだわりがあったと言われています。

光を取り入れた技法で、時間経過を表せるようになった印象派の時代には、風景画や静物画が多く描かれました。
印象派の画家として最も有名なのはモネですが、実はモネは晩年白内障で目が不自由になっていたと言われています。
精密な描写ができないために絵の抽象度が高くなっていったものの、光の表現技法にこだわり続けることを貫いた画家です。